奈良⇔山形

絵描き、三瀬夏之介の日々諸々。
ドリドリ。

当たり前だけど、こっちに来てから雪上を車で走ることが多くなった。
関西ではスタッドレスさえ履いたことのない僕はとにかく不安で不安で、金に糸目はつけないからとにかく滑らないやつ!と注文したんだけど、それでもやっぱり滑る。

例えば凍結した路面を右折しながら、車体の後部が左へ流れるのを感じる。細かな路面状態をタイヤが感知しながら、自然の摂理のままにブレを含みながらも、ハンドルの切られる右方向へ向かって車体は動いていく。
この感覚と自分の作るということとが何か近しい感覚がある。

コラージュにしろ、にじみやぼけにしろ、錆の発色にしろ、ある程度の方向性、舵取りは決めておいて、そこにブレやらバグやらを取り込めるシステムをつくる。タイヤはスライドしたりドリフトしたりして予想外の軌跡を描くが、ある程度の方向性は保たれる。
昔バイクに乗ってたときの感覚も実は近い。カーブを回り込むために車体を倒す。路面の状況やら、遠心力の強さやらを直感的に感じながら自身の身体をぶん回す。
ギリギリのところで走り抜けてからの直線は恐ろしいほど気持ちがいい。

けっして理想的な完成予想図があるわけじゃない。なにか色々なものに寄り添いながら、緊張感をともないながら生まれでてくるスピード感のあるものに興味がある。


さてさて、明日から始まる卒業制作展に向けて天気は回復に向かっています。外では学生たちが雪かき!ぜひとも多くの方々にご覧いただきたいです。

2009年度 東北芸術工科大学卒業・修了研究/制作展
会期:2010年2月9日(火)〜14日(日)/全6日間
会場:東北芸術工科大学キャンパス(9:00〜17:00)、悠創館(9:00〜17:00) ※入場は16:30まで
問合せ:東北芸術工科大学 広報室 TEL:023-627-2246/Mail:public@aga.tuad.ac.jp

■卒展イベント情報
★日本画コース『佐藤美術館学芸部長×「美術手帖」編集長×卒業・修了制作者』
講師:立島惠(佐藤美術館学芸部長)、岩渕貞哉(『美術手帖』編集長)
日時:2月13日[土] 15:00〜18:00/会場:芸術実習棟(日本画コース展示会場)

■卒展2009開催記念特別講義
"卒制"に、アートとデザインの未来を探す
パネリスト:宮島達男(現代美術家)、酒井忠康(世田谷美術館館長)、マエキタミヤコ(「サステナ」代表)、中山ダイスケ(アーティスト)
日時:2月13日[土] 12:30〜14:30  会場:本館201講義室

■スペシャルトーク「全国卒展マラソンレヴュー・イン・ヤマガタ」
パネリスト:後藤繁雄(編集者/クリエイティブディレクター)、入澤ユカ(前INAXギャラリー顧問)
日時:2月12日[金] 17:00〜19:00  会場:芸術研究棟2F(洋画コース展示会場)

■巡回展|東北芸術工科大学 卒業/修了展[東京展]
会期:2010年3月26日(金)〜4月3日(土)会期中無休
時間:9:00〜17:00(入場は16:30まで)
会場:東京都美術館
企画・運営:芸術学部美術科/東京事務所

| 夏之介 | メモ | 15:32 | - | - |
しんしん。
あぁ、金曜の夜だ!明日から週末だ!うれしい!っていう感覚は久しぶりだな。
| 夏之介 | 日常 | 18:07 | - | - |
雪。


久しぶりに絵を描くと疲れるのは眼だということが分かった。
ただ来週の卒展期間中は分刻みのスケジュールなので今をのがすとほんとやばい。
おそらく一年で一番忙しい時期なんだろう。勤務一年目ということで、まだ何がなんだか解らないまま流されるように仕事をこなしているというのが現実。


実習室はすでに展覧会場と化している。大学院生にいたっては個展会場そのもの。自身の空間まで作り上げれるのはほんとうらやましい。美術館というものに権威や憧れを持つものが減ってきている今、空間なんて自分らで作ってやれという流れは止めようもない。基本的に僕らは誰からも頼まれないことをやっているんだし、ほんとうの絵はモラルとも依頼とも切り離されたところにあり、質の云々はまったく関係なく、下手すると永遠に孤独に立ち尽くすことになる。その覚悟はあるか?

こんなプロジェクトがある。「ミサワクラス」
ぼくらはほんとに大きなそして重要な実験をしているんだ。失敗したら撤退、成功したら素晴らしいモデルケース。ぜひともその眼で見にきてもらいたい。

時間をみつけて宮城県美術館に「高山登展」を見にいってきた。
仙台の作家仲間の多くが彼の宮城教育大学時代の教え子たちであり、彼らが会期を合わせてギャラリースペースでグループ展をひらいていてこれが興味深かった。
僕が「東北画」と銘打てるのは明らかに外部からの目線であり、ここ東北に絵画があったのかということがすでに疑わしい。ということは「日本画⇔洋画」という概念さえ疑わしく、日本に絵画があったのかという入れ子状の話になる。じゃあ、なかったからといってノスタルジックに過去の形式に乗っ取って作るものにどれだけの必然性があるのだろう。
もう先延ばしにはできない、スタートラインを新たに引き直さなくちゃいけない切迫感をひしひしと感じる今日この頃。

昨日からまた雪が降り始めた。帰り際に車の雪下ろしをしていて思った。ぼくはたぶん雪のことがかなり好きなようだ。


| 夏之介 | 東北 | 12:35 | - | - |
土曜。

まだまだ休めず!
| 夏之介 | 休日。 | 15:25 | - | - |
追い込み。
怒濤の三泊四日旅行を終えて実習室を覗くと様相が激変してる。
卒業制作展に向けて片付けから展示室への移行が進行中!

いいなぁ、一緒にワイワイしていたい僕は明日の朝から二泊三日の札幌旅行。。

君たちの成功は初音町の岡倉天心さんに祈っておいたぞ!
| 夏之介 | 芸工大 | 21:22 | - | - |
ふ〜。
あぁ、やっぱ奈良よかったなぁ。



まとわりつかれてもなんとも思わなくなってた鹿たちにもかわいさを感じる。



大仏とも久しぶりの対面。ずっととっておいた初詣もここで済ませる。彼はいつ来てもここに座ってる。



あぁ、奈良の文化は日本古来なんてもんじゃない、大陸の文化なんだなぁと、山形の目線は教えてくれる。



垂直であり、水平である人間の意志的な造形が自然を完全にコントロールしている。



遷都祭のためか、あのいかがわしいお店は跡形もなく更地となり、新しいお店が増えていた。
友人が作り続けていたカフェがついにオープンしていたのもうれしい出来事。
奈良に行ったらここですよ。



タイミングよく奈良は山焼き。2010年にあわせて増量された花火と、まるでCGのように燃えさかる若草山はなかなかの見応え。




京都では毎日新聞からの取材。新幹線の中では、あるビッグ案件のプラン制作。山形から京都までのグラデーションで思ったことはある機関誌からの原稿依頼で書くつもり。
佐藤美術館でのトークは部屋に入りきれないほどの大盛況。
諏訪敦さんとは打ち上げも含めて色々と話せてよかった。
その後は羽鳥書店で打ち合せ、第一生命ギャラリースペース確認、羅針盤にて東北画の搬出入の確認。
あぁ、もうダメ、帰って寝るぞ〜と思うも束の間、大学での仕事がいくつか入る。
今日は朝から洗濯。ちょろっとパンクしそうですね。
| 夏之介 | 奈良 | 10:31 | - | - |
誤読。


絵描きにとっては、絵は激烈な闘争の相手であり、敵です。ところが彼らはそれを糧にして生きているのです。絵がないということはただちに飢であり、死を意味します。彼らは全存在をそれにゆだね、かけている。だからこそ絵は彼らにとってまた神聖な存在、つまり神なのです。
| 夏之介 | メモ | 18:13 | - | - |
東北画。
いや〜、へろへろです。へろへろへろ。
うん、間違いなくいい形へ進んでいます。
当日は天童市美術館学芸員の志賀祐紀さんも参加してくれて、研究対象が近いこともあり、場に引き締まりが出てとてもよかったです。
朝から晩まで、廊下での研究会が終わっても研究室で語り合い、もうなんだか頭の中が東北でぐずぐずしてます。ぐずぐずぐず。




成績の締め切り、カリキュラム会議、卒業制作の追い込み、そして今週末には関西へ戻り、長谷川等伯関連の取材に墨関連の買い出し、実家にて過去の画像資料、書籍を整理して、東京に舞い戻り、佐藤美術館でトークイベントに参加してから、画集の打ち合わせ。
その後はすぐ入試のため二泊三日の札幌旅行です〜
はひ〜
| 夏之介 | 東北 | 20:51 | - | - |
雪上。
日曜も祝日も関係なく、いい感じに静かな盛り上がりを見せる大学。
な、なんと雪の上での制作も。


明日はいよいよ東北画の第一回目の研究会。
どんなイメージが集まってくるのか、今から楽しみです!
| 夏之介 | 制作 | 17:27 | - | - |
緊迫。
素材にしばられてみる。
| 夏之介 | 制作 | 14:32 | - | - |
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